解決事例

交渉によって責任追及に成功した事例 適切な障害等級を獲得した事例

交渉によって責任追及に成功した事例

case03

体罰!認定基準に満たない聴力障害の症状を、賠償額に反映させた

case02

K君(当時高校2年生)は、掃除時間中に、担任教師から顔を左手で叩かれ、左耳の鼓膜が破れるという被害に遭いました。

K君は、当日に近くの耳鼻科に通院しましたが、手術が必要な状態となったことから、大きな病院で入院し手術を受けることにしました。

その後、K君とそのご両親は、約1年半にわたり大病院で治療を受けられていましたが、事件当初からある左耳の聴力障害は、残っている状態でした。幸い、治療費は、高校の設置者である学校法人が加入する保険会社から支払ってもらえていましたが、通院費や慰謝料など、治療費以外は、支払いがない状態でした。

事件から約1年半が経ったとき、ご両親は、学校側に案内されるままにK君の治療を続けてよいものか、保険会社から何ら連絡がないけど本当に将来の補償までしてくれるのかと心配になり、サリュに相談されました。

サリュでは、事故から長期間経過していることから、まずは現在の耳の状態を確認し、治っていなければ後遺障害診断を行ってもらわないといけないこと、学生の聴力障害は、一般的には治りやすいとされているため、精密検査を行わなければならないこと、現在どのような状態か主治医に確認しなければならないこと、請求すべき賠償の内容を伝えました。
K君のご両親は、後遺障害に関する知識もなく、また、このまま保険会社のいいように丸め込まれるのも嫌なので、専門家にお願いしたいと仰り、サリュに依頼されました。
サリュは、まず、K君の耳の状態を確認すべく、主治医との面談に臨みました。主治医とは、今後の見通しと行うべき検査の内容を打ち合わせ、数回の検査を経て最終診断に移ることになりました。

case02

最終診断の内容は、幸いにも治療の効果があり、後遺障害には該当しない程度の聴力障害が残っているというものでした。実は、聴力障害について、スポーツ振興センターが策定している後遺障害診断の等級表は、聴力検査の結果で等級が決まっているため、それまでの手術の有無や入院治療の有無などが全く考慮されていません。サリュは、スポーツ振興センターに対して後遺障害等級の申請をしても認められない可能性が高いと考え、後遺障害の残存を主張し、相手方保険会社と直接交渉を行うことにしました。
長期にわたる交渉の結果、相手方保険会社は、学校側の責任を全面的に認めるとともに、K君の聴力障害が後遺障害に該当することを認め、それを前提とした賠償金を提示してきました。

サリュは、主治医と積極的に打ち合わせを行い、必要な検査案内を行うなどして後遺障害等級を獲得することに尽力するとともに、学校側の責任を追及し、将来に影を落とした児童生徒が将来への一歩を踏み出す手伝いをしたいと考えています。
K君のご両親からは、長い戦いでしたが、学校側が全面的に責任を認め、また、子供の耳の症状がきちんと認定されたことに、感謝のお言葉をいただきました。

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